焦点距離の写り方・ボケ計算

被写体と距離を選んで、イメージ図をズームするだけ。必要な焦点距離、写る大きさ、ピントの合う範囲、背景のボケ量がすぐわかります。

図の上でピンチ・マウスホイール・左右ドラッグでズーム。ダブルクリック(ダブルタップ)で全体が収まる焦点距離に。

— mm

写り方

ピントとボケ

全体図(撮影範囲と被写体の大きさの比較)

撮影範囲写る被写体はみ出す部分

計算は理想的な薄いレンズとした理論値です。イメージ図とボケの再現は目安で、実際のレンズの描写とは異なります。

詳しい設定

カメラ
被写体

花火の打ち上げ高さなど。高台から撮るときは自分の高さを引いた値に。

その他

「35mm判換算値で入力」を選んだときは、F値も35mm判換算の値を入れてください(スマホの実際のF値に換算係数を掛けた値。たとえばF1.8・換算係数4ならF7.2)。

使い方

  1. 「被写体」で花火・人物・建物・月などを選びます。サイズや距離はあとから変えられます。
  2. イメージ図をズーム(ピンチ・ホイール・スライダー)して、気に入った写り方になる焦点距離を探します。「全体を収める」ボタンで一発で合わせることもできます。
  3. F値と背景までの距離を入れると、ピントの合う範囲と背景のボケ量がわかります。
  4. 手持ちのレンズの焦点距離を入れておくと、そのレンズで足りるか、何m離れればよいかを表示します。
  5. スマホやコンデジは「詳しい設定」で「35mm判換算値で入力」を選んでください。

計算例

400mmのレンズで1km先の三尺玉は写る?

フルサイズで、打ち上げ場所まで水平に1km、三尺玉の開花直径600m・高さ575mとすると、花火の中心までの直線距離は約1.15kmです。400mmで写る範囲はその距離で約104m×約69mしかなく、花火は画面の幅の約5.8倍、高さの約8.7倍。中心付近のごく一部しか写りません。全体を横位置で収めるには約46mm以下、打ち上げ地点の地上まで入れるなら約32mm以下が目安です。

この条件で計算する / 花火の大きさ別・距離別の目安表

85mmで全身ポートレートを撮るには何m離れる?背景はボケる?

フルサイズ・縦位置で、身長170cmの人を画面の高さの80%に写すには約5.1m離れます。このときF1.8ならピントが合うのは約4.92〜5.30m(前後約38cm)で、人物の10m後ろの背景は直径約0.53mm(画面の長辺の約1.5%、6000px画像で約88px)の円にボケます。上半身を3mで撮れば、背景のボケは約1.06mm(約2.9%)と2倍ほど大きくなります。

この条件で計算する / ボケ・被写界深度の詳しい説明

600mmで月はどのくらいの大きさ?

月の見かけの直径は約0.52°なので、センサー上の像は焦点距離のおよそ1/110です。600mmなら直径約5.4mmで、フルサイズの高さ24mmの約23%。6000pxの画像なら直径約900pxになります。

この条件で計算する

よくある質問

APS-Cだと望遠に強いのはなぜ?

同じ焦点距離ならセンサー上の像の大きさは同じですが、センサーが小さいぶん画面の外周が切り取られ、被写体が画面に大きく占めるためです。フルサイズに対する比率が「換算係数」(APS-Cで約1.5倍)です。

同じF値でもスマホはボケにくいのはなぜ?

ボケの大きさは実際の焦点距離とF値で決まり、スマホのレンズは実際の焦点距離がとても短いためです。フルサイズで同じボケにするには、F値に換算係数を掛けた値(スマホならF1.8でもフルサイズのF5〜F12程度)に相当します。

計算結果と実際の写真が少し違います

被写体までの距離の誤差がそのまま大きさの誤差になります。また、近距離ではピント位置による画角変化(フォーカスブリージング)、広角では周辺の歪みが影響します。構図の目安としてご利用ください。

計算式は写り方の計算式とボケ・被写界深度の計算式にまとめています。